結納って必要なの?結納金の相場や服装について
婚約指輪の購入や結婚式場が決定したら、次に考えなくてはならないのが『結納』です。結納というのは、婚姻によって両家が親族となることを祝い贈り物を納め合う儀式のことを言います。つまり結納を行うことによって、両家の間で正式に「結婚する」ことを約束しあうというものです。
昔であれば当たり前のようにされてきたこの結納ですが、今では結納を行うケースの方が少なくなっているのが現状です。ゼクシィ結婚トレンド調査2012によると、「結納のみ行った」と回答したのは7.3%、「結納と顔合わせ両方行った」と回答したのは19.7%で、結納を行うのは全体の約30%程度しかありません。「堅苦しいことはしたくない」という考え方が増えているということでしょう。
また結納には金銭的な負担も大きく、結納金だけでなく様々な結納品も用意しなくてはならないため、わざわざお金をかけてまで行わなくても良いというケースも多いようです。
結納金の相場・結納返しの相場
もし結納を行う場合、男性側から贈られる結納金はどれくらいなのか相場が気になるところです。一般的に(昔であれば)結納金は100万円が相場だと言われていますが、最近では30万円や50万円程度にするというケースが多いとのことです。
結納を受け取ったら女性側は『結納返し』として、結納金の半額程度の品物を贈るというのが慣習となっています。その為、結納金を多く受け取るとその分多く返さなくてはならないというのも相場が下がっている理由かもしれません。
また結納に関わるおもてなしの費用は女性側が負担するものという慣習がありますが、結納金・結納返し・食事などについては両家であらかじめ相談し、納得できるものであれば厳格に形式を守る必要はないでしょう。
服装は男性はスーツ、女性は華やかなワンピースか和装が一般的です。服装も両家で格が合うように事前に相談しておきましょう。
結納のスタイル
●正式結納
正式結納は厳格な結納として行われるもので、仲人が両家を訪れ形式に従って結納品を贈るというものです。
●略式結納
仲人を立てずに男性側が女性宅を訪問して結納品を贈るというものです。「結納」と聞いてイメージするのがこの略式結納ではないでしょうか。
●婚約食事会・顔合わせ
堅苦しい結納というスタイルでは行わず、代わりに顔合わせを含めた食事会を行うというものです。最近はこのスタイルが多くなっています。