「娘さんを下さい」はNG!親への挨拶を成功させる為に
手土産も用意して服装もバッチリ!さぁ、いよいよ挨拶本番です!
特に男性の場合はどのように挨拶すれば良いか(何を言おうか)に悩み、それに気が取られてしまいますが“挨拶”はそれだけではありません。手土産の渡し方や座る場所など一般的なマナーにも気をつける必要があります。今回は挨拶を成功させる為のポイントを見ていきたいと思います。
事前に伺う時間は約束しているわけですが、家に到着する時間のベストなタイミングはいつでしょうか?仕事であれば10分前に到着するなど早めに来ることがマナーと言われますが、挨拶の場合は「早すぎない・遅くならない」ことが大切です。約束の時間から数分後にチャイムを鳴らせばOKです!
チャイムを鳴らす前には深呼吸で落ち着き、身なりを整え携帯電話の電源はオフ(バイブはNG)にします。コートを着ている場合は脱いでおきましょう。
まず「○○と申します。本日はお忙しい中ありがとうございます。」のような簡単な挨拶をします。「どうぞ上がってください」と言われてから靴を脱いで上がります。靴は自分で揃えましょう。
部屋に通されても勝手に座らないように!通常お客様側で通されたら上座に座りますが、挨拶の場合は下座に座るようにしましょう。もし上座に進められた時は「ご挨拶に伺ったのでこちら(下座)で結構です。」と一度は断ります。もし何度も勧められた場合は上座でもOKです!和室で座布団が用意されている場合、「どうぞ」と勧められるまでは座布団に座らないように気をつけてください。
席についたら「本日はお忙しいところありがとうございます。」「本日はお時間を取っていただきありがとうございます。」などとお礼と挨拶をしましょう。挨拶後に手土産を袋・風呂敷から取り出して渡します。
いつ本題に入るかのタイミングですが、その場の雰囲気等を大切にして切り出せる時に話し出しましょう。ただしいつまでも切り出せないでいるのはダメなので、できるだけ早いタイミングで!
本題の内容は相手に許しをもらう形で言います。つまり「結婚します」という形ではなく、「○○さんと結婚したいと考えています。ご承諾頂けないでしょうか。」という形にします。和室の場合は座布団から一度離れて頭を下げお願いします。
ここで最も注意しなくてはならないのが、テレビドラマでよくある「娘さんを下さい」というフレーズです。これは「娘を物としてみている」と思われるため絶対にNG!
挨拶が終わったら歓談タイムですね。ここで今後の方針について話が出てくるかもしれませんが、その場で色々決定してするのではなく今後相談しながら決めていくという流れにしましょう。また挨拶が終わりホッとして馴れ馴れしくなったりタメ口になってしまわないように注意してください。
訪問から1時間~1時間半あたりで切りの良いタイミングで「本日はこの辺で失礼致します。」と言い帰宅します。帰り際もしっかりと挨拶するのを忘れないようにしてください。スリッパは重ねず揃えて端に寄せましょう。
挨拶を無事終えることができたら当日電話でお礼を伝えるか数日以内にお礼状を出すと良いと言われています。お礼状まで出すのは堅く形式的過ぎるきらいもあるので今の時代にここまでする必要があるのかなぁと感じます。