「娘さんを下さい」はNG!親への挨拶を成功させる為に

挨拶本番手土産も用意して服装もバッチリ!さぁ、いよいよ挨拶本番です!

特に男性の場合はどのように挨拶すれば良いか(何を言おうか)に悩み、それに気が取られてしまいますが“挨拶”はそれだけではありません。手土産の渡し方や座る場所など一般的なマナーにも気をつける必要があります。今回は挨拶を成功させる為のポイントを見ていきたいと思います。

1.家に到着する時間

事前に伺う時間は約束しているわけですが、家に到着する時間のベストなタイミングはいつでしょうか?仕事であれば10分前に到着するなど早めに来ることがマナーと言われますが、挨拶の場合は「早すぎない・遅くならない」ことが大切です。約束の時間から数分後にチャイムを鳴らせばOKです!

チャイムを鳴らす前には深呼吸で落ち着き、身なりを整え携帯電話の電源はオフ(バイブはNG)にします。コートを着ている場合は脱いでおきましょう。

車で向かう場合には渋滞に巻き込まれたりしないように余裕を持って出かけましょう。また駐車場の有無等も確認してください。
2.玄関にて

まず「○○と申します。本日はお忙しい中ありがとうございます。」のような簡単な挨拶をします。「どうぞ上がってください」と言われてから靴を脱いで上がります。靴は自分で揃えましょう。

もし手土産が冷蔵庫に入れた方がよい生物である場合は、玄関でお渡しします。袋・風呂敷から取り出して渡すように!
3.座る場所

部屋に通されても勝手に座らないように!通常お客様側で通されたら上座に座りますが、挨拶の場合は下座に座るようにしましょう。もし上座に進められた時は「ご挨拶に伺ったのでこちら(下座)で結構です。」と一度は断ります。もし何度も勧められた場合は上座でもOKです!和室で座布団が用意されている場合、「どうぞ」と勧められるまでは座布団に座らないように気をつけてください。

上座と下座

4.挨拶

席についたら「本日はお忙しいところありがとうございます。」「本日はお時間を取っていただきありがとうございます。」などとお礼と挨拶をしましょう。挨拶後に手土産を袋・風呂敷から取り出して渡します。

いつ本題に入るかのタイミングですが、その場の雰囲気等を大切にして切り出せる時に話し出しましょう。ただしいつまでも切り出せないでいるのはダメなので、できるだけ早いタイミングで!

本題の内容は相手に許しをもらう形で言います。つまり「結婚します」という形ではなく、「○○さんと結婚したいと考えています。ご承諾頂けないでしょうか。」という形にします。和室の場合は座布団から一度離れて頭を下げお願いします。

ここで最も注意しなくてはならないのが、テレビドラマでよくある「娘さんを下さい」というフレーズです。これは「娘を物としてみている」と思われるため絶対にNG!

事前にNGキーワードはないか、好きな話題や嫌いな話題等を相手に聞いておくと良いでしょう。
5.歓談・帰宅

挨拶が終わったら歓談タイムですね。ここで今後の方針について話が出てくるかもしれませんが、その場で色々決定してするのではなく今後相談しながら決めていくという流れにしましょう。また挨拶が終わりホッとして馴れ馴れしくなったりタメ口になってしまわないように注意してください。

訪問から1時間~1時間半あたりで切りの良いタイミングで「本日はこの辺で失礼致します。」と言い帰宅します。帰り際もしっかりと挨拶するのを忘れないようにしてください。スリッパは重ねず揃えて端に寄せましょう。

6.お礼状

挨拶を無事終えることができたら当日電話でお礼を伝えるか数日以内にお礼状を出すと良いと言われています。お礼状まで出すのは堅く形式的過ぎるきらいもあるので今の時代にここまでする必要があるのかなぁと感じます。

挨拶のタイミングや内容・流れなどはその場の雰囲気で変わる可能性が高いので、ガチガチに内容・流れを決めてしまわないようにしましょう。その場の雰囲気や流れを大切にすれば、一般的なマナーは気にしすぎなくても大丈夫です。
【筆者の挨拶は…】2014年2月2日、ほとんど緊張することなく挨拶を行うことができた。予想外だったのは、相手の親だけでなく祖父母も顔を出していただき、相手の家族に囲まれて話をする形だった。
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